山梨の美術館と博物館で知的にキメる

熟年にもなると、旅行先にも静けさを求める人が多いようです。もちろん華やかな観光地を楽しむ方もいますが、傾向として熟年カップルは穏やかな自然風景や温泉地などを選びがちなのだとか。
そこでオススメしたいのが美術館や博物館などの文化的な観光スポットです。穏やかで静謐な雰囲気と共に、深い趣をたたえた展示物を眺めて気持ちが和らぐ旅路。これはまさしく、地に足の着いた熟年ならではの観光といえるでしょう。
中央道から無理なく行ける文化的な観光スポットとしては、山梨県立美術館と山梨県立博物館が挙げられます。

山梨県立美術館について

山梨県立美術館は1978年に開館した施設。中央道の甲府昭和ICから10分程度で訪問することができます。
こちらでは特に画家ジャン=フランソワ=ミレーの作品を重点的にコレクションしており、コレクションの一部をまるまるミレー館としています。農村で生活しながら農民の姿や生活を素朴なタッチで描き続けたミレーの作品は、眺めているとなんだか平穏な気持ちになれる作品ばかり。
代表作「種をまく人」を中心としたミレーの作品だけでなく、ミレーと方向性を同じくするバルビゾン派の作家や、ヨーロッパの美しい自然を描き出した風景画家の作品もコレクション。
やや方向性の異なるコレクションとして、荻原英雄や深沢幸雄など日本の近現代美術に分類される作品も集められています。

館内のレストラン「Art Archives」では、黒富士農場が提供するさくら卵を使用した料理を味わえます。中でもミレーの作品をモチーフにした「ミレーの種をまく人 アートドリア」は、一度は試していただきたい逸品。ドリアの上にソースで「種をまく人」のイラストが描かれています。

山梨県立博物館について

山梨県立博物館は2005年に開館した、やや新しい博物館です。館のテーマは「山梨の自然と人」で、甲斐国とミュージアムを組み合わせた「かいじあむ」という愛称で親しまれています。こちらは中央道の一宮御坂ICから約8分で訪問可能。
展示物の中でもぜひ見てもらいたいのが、「導入展示 山梨の舞台」です。これは上空数百kmから撮影した山梨県の姿を1万2000分の1の縮尺で立体模型にしたもの。山林や河川などの自然に恵まれた、山梨の豊かな自然風景を俯瞰することができます。その雄大さは圧巻と言う他ありません。
他にも常設展示「山梨の自然と人」では、19のテーマに分けて山梨の歴史や人々の暮らしを学ぶことができます。こちらは歴史的物品の展示や解説だけでなく、最新鋭の映像機器やジオラマを取り入れることで、よりわかりやすく感覚的に理解できるように工夫されています。

山梨県立博物館は館内だけでなく、館外の設備も充実。忘れずに見て回りたいところです。
庭には博物館のシンボルツリーにして「山梨県」の名前の由来になったといういわれもあるヤマナシの木が植えられています。また広々としたファイヤープレイスも用意されており、火を用いたイベントが開催されることも。
一部の区画は畑となっており、八幡イモや大塚ニンジンなど地元の特産品を生産。地元に密着した展示物として丸石の道祖神も配置されています。これは実際に祀られていた由緒正しい道祖神様です。
休憩用の東屋も設けられており、ここで食事を取る方も多いのだとか。遠くに見える山を眺めながらの食事は、山梨の豊かな自然を感じ取れること間違いなしです。

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写真提供:ペイレスイメージズ