天然記念物の湧水池「忍野八海」の神秘的なたたずまい

中央道は多彩な観光地へと通じており、山梨県の忍野村もその一つです。河口湖ICから20分ほど車を走らせると忍野村に到着します。
忍野村は富士山峰の内部に位置し、そこから眺める富士山は「忍野富士」とも呼ばれています。盆地を中心とした村の空気はとても澄んでいて、流れる時間もどこか穏やか。静かな時間を過ごしたい二人にはぴったりの観光地と言えるでしょう。

世界遺産にもなった「忍野八海」

忍野村の各所に点在する湧水池はまとめて「忍野八海」と呼ばれています。ひんやりとして透き通った水質は美麗の一言。池を含めた周囲の叙情的な水景は全国的に高く評価されており、「富士山信仰の対象と芸術の源泉」の一部という形で世界文化遺産にも認定されています。
泉なのに「八海」と呼ばれているのは、江戸時代、富士山を信仰する人々が富士山を登る旅路の一環として行った「八海巡り」にて8つの泉が巡礼されたことが理由だとされています。

忍野八海の水源は富士山の雪解け水がもととなった伏流水。雪解け水は地下の溶岩で約20年もの間ろ過され続け、それから湧水として忍野八海に湧き出します。ちなみに忍野八海の湧水は桂川へと合流します。
忍野村では忍野八海への観光客誘致を強力に進めています。忍野八海を徒歩で観光するコースが整備されているほか、観光用のマップの配布も行われています。忍野八海は近場に集中して湧いているため、体力を気にすることなく趣深い自然風景を楽しむことができるでしょう。

忍野八海の一つ「菖蒲池」すぐそばの「かやぶき茶屋」

忍野八海の一つ「菖蒲池」の周囲は、「菖蒲池公園」という自然公園になっています。その内部で運営されている喫茶店が「かやぶき茶屋」。その名前にふさわしいかやぶき屋根がトレードマークです。
このかやぶき茶屋のウリは何と言ってもホッとできるようなそのたたずまい。田舎の実家を思わせるような素朴な建物において、富士山を眺めながら一息つく時間はとても緩やか。慌ただしい時間を忘れて、緩やかな時間の流れに身を任せることができるでしょう。メインの観光通りからやや外れた場所に立地しているため、観光客の喧騒から逃れられるのも高ポイントです。
オススメのメニューは、富士山の伏流水で淹れた「銘水ホットコーヒー」。一杯300円で飲むことができ、水のうまみをしっかり味わえます。茶屋の素朴なたたずまいと相まって、心をさらにリラックスさせてくれるでしょう。

アットホームな民宿「レイク忍野」

忍野八海にほど近い立地で運営している民宿が「レイク忍野」。忍野八海を訪れる観光客が数多く利用している、アットホームな雰囲気が魅力の施設です。また、とてもリーズナブルな値段で宿泊できるのもウリの一つ。宿泊料金は1泊2日で7,000円という驚きの価格に設定されています。
部屋の窓から忍野八海や富士山を眺めることができ、特に夕方や夜明け時間帯にはこの上ない絶景を拝むことができます。忍野八海には軽い散歩程度で訪れられますので、赤い夕日に照らされる水景を逃すことなく堪能できます。

料理は現地の素材を活かした家庭的な地元料理が中心で、旬の素材をふんだんに取り入れています。ボリュームもたっぷりあり、しっかり満足できること間違いなしです。