フランスの熟年カップルの多くが性に現役な理由

既婚、未婚問わず、日本のカップルの多くが、セックスに問題を抱えているのは、もはや誰でも知っている話。熟年カップルの半数がセックスレスとなっていますから、セックスレスの問題と少子化の問題は無関係ではないでしょう。 

一方、フランスはアモーレ(愛)の国として有名で、恋人となる前段階のセックスを含む友人という、ともすれば男性にとって都合のいい、曖昧な関係もあり、セックスレスとは無縁なイメージがあります。

同じカップルなのに、日本とフランスでは何が違うのでしょうか。フランスの事情を知ることで、パートナーとのセックスをより良くするヒントが隠されているかもしれません。

フランス人はいつまでもセックスを楽しもうとする

確かにフランスは世界でも指折りのセックス頻度が高い国。しかし、全てのカップルが充実したセックスライフがおくれているわけではないのは言うまでもありません。

実際、フランスは日本と同様に離婚率が1/3と高確率で、少子化が問題となった歴史があります。しかし、そこはアモーレの国。カップルの不満や問題に対し、事実婚に法的な結婚と同じように権利を付け足した、pacs制度を作り、カップルのあり方をさまざまな意味で自由にしました。これにより、少子化問題も解決しています。

また、フランス人は年齢を重ねても、性的能力を高め、セックスを楽しむことは必要と考えます。90過ぎてなお、バイアグラを処方してもらう男性もいるそうです。日本だったら、嘲笑の対象となること間違いないでしょう。

日本では、結婚し、子供を設けると男性は父、女性は母になり、カップルは家族となります。家族という関係は、ありのままの自分を受け入れてもらえる、安らぎの居場所。安心を得られる場所は、誰にとっても必要で、それが愛したパートナーであるなら、こんなに幸せなことはありません。しかし、安心感は慣れや油断を生みます。心から愛していたとしても、それが異性のものであることを忘れ、パートナーに対して、性欲が掻き立てられるのを阻害してしまうことがあるのです。

アモーレを大切に

安心が、パートナーに対しての性欲を減退させる原因となるなら、安心しなければいいだけ。つまり、パートナーに自分の知らない顔を見つければいいのです。

人は隠されている部分があると、暴きたくなるもの。「パートナーのことは自分のことのように分かる」となれば、暴く部分がなくなり飽きるのが時間の問題となります。それまで気づかなかった新たな一面を発見することは、新鮮さを維持する上で重要です。

そういう意味では、一緒に暮らしているのに、敢えてバラバラの時間に出かけて改めて待ち合わせするというのは有効な方法です。待ち合わせまでの時間に、印象ががらりと変わるオシャレをすれば、パートナーもあなたの新たな魅力を感じられ、新鮮なときめきを感じられます。

ただ、こうした新鮮さを失わないための工夫には、限度があります。阿吽の呼吸が成立するほどの、長年連れ添った夫婦に、マンネリにならないように、といったとしても無理な話ですよね。

フランスでも長年連れ添ったカップルのマンネリ化は悩みの種ですが、さらに工夫しようという活動も活発。カウンセリングを受けたり、海外の行為を研究したり、とにかくセックスに関わる問題に対する姿勢は非常に前向きです。セックスがカップルの仲を良好に保つ行為として重要視されており、触れてはいけないタブーの意識が薄いのが、年を重ねてもセックスを楽しめる秘訣なのでしょう。

もちろん、セックスがあるカップルと、幸せは必ずしもイコールで結びつけられる話ではありません。実際、セックスは必要ないと考えるフランス人だっています。

しかし、フランス人は日本よりもスキンシップや愛情表現がずっと情熱的。パートナーを「アモーレ」と呼び、おはようのキスは欠かしませんし、セックスをしなくても、抱き合って眠るのがフランスのカップルの日常。あなたは、セックスなしでも「あなたと居られて幸せ」とパートナーに触れること、逆に触れられることができるでしょうか。セックスは楽しめる、楽しめないだけでなく、お互いの愛情を見つめ直すきっかけとしての役割もあるのです。

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写真提供:ペイレスイメージズ