山梨県でクラフトビールを楽しもう

ワインが名産というイメージがある山梨県。確かに、山梨県はブドウの有名な生産地で、国内で真っ先にワインコンクールを開催した県です。しかし、ワインに限らず、全てのお酒の美味しさに関わる要素は水。山梨県の水は、富士山と日本アルプスの山々で濾過されており、その上質な水に着目した醸造所がひしめき合っています。つまり、山梨県はワインだけでなく、さまざなお酒を楽しむのにぴったりの土地と言えます。

進化を遂げた国内ビール

山梨県はクラフトビールの生産も盛ん。ビールは酒席で1番最初に頼まれることが多いので、お酒が飲める人の、ほとんどが楽しめます。酒税法によって日本では、ビールと発泡酒が厳密に区別されていますが、クラフトビールに関する定義はありません。なんとなくサントリーやキリンなど、大手メーカーが製造していないビールと、考えている人が多いのではないでしょうか。

確かにクラフトビールの前身である地ビールという名前は、こじんまりした醸造所で製造されたビールを、大手メーカーのビールと区別することから始まりました。地酒は、水やお米などその土地ならではの材料を使っていますが、地ビールは麦やハーブを始めとした原料のほとんどが輸入品。地域の特色を帯びた地酒と比べると、地ビールを名乗ることそのものに疑問を持ちます。そして、地ビールは高価で日持ちせず、大手メーカーとあまり差がなかったので、地ビールブームは長く続きませんでした。

しかし、ベルギーやドイツなど海外ビールが注目されたことによって、品質が伴えば多少高価でも飲みたいと考える人が多くなりました。そこで再び注目されるようになったのが、クラフトビール。技術を磨き続け、淘汰されずに残った製造所から販売されるビールは今や世界的なコンクールでも入賞を果たすほど高レベルになっています。それほどまでに日本のビールを美味しくしたのはやはり優れた職人たちが情熱を持って切磋琢磨したから。 そんな職人たちが生み出すビールを、従来の地ビールと区別するため、工芸品(クラフト)に見立ててクラフトビールと呼ぶようになりました。

山梨県で楽しめるクラフトビールとは

山梨県はヨーロッパのようなからりとした気候のため、ワインやウィスキーだけでなくビールの製造所が多数ひしめき合っています。そのため、あなた方2人ともビールが好きなら、中央道をドライブしながらビールの製造所巡りも楽しいのではないでしょうか。 大手メーカーのビールは喉ごしが良くついつい手が出る美味しさですが、クラフトビールの魅力はそのスタイルの多彩さ。あるビール関係の団体によれば、そのスタイルは100種類にものぼると言われています。お土産に1本ずつ購入して、味の変化を楽しんでください。

◇八ヶ岳地ビール「タッチダウン」
八ヶ岳地ビール「タッチダウン」は、清里高原の萌木の村にある「ROCK」というお店で販売されています。八ヶ岳地ビールでは他のブルワリーと同じように、いくつかのスタイルのビールが販売されていますが、中でもプレミアムロック・ボックは、世界的に権威あるビールコンクール、ワールド・ビア・アワードでアジア金賞を受賞しました。パブも兼ねた店内で、地域の特産品を使った料理も食べられるので、飲酒運転にならなければ食事も楽しみたいですね。

◇ふじやまビール
富士吉田の道の駅に製造所があるふじやまビールは、ビールの本番、ドイツから職人を招いて開発されました。富士山からの湧き水を地下100mから汲み上げて作られたビールは、山梨県ならでは。日本ビールの王道ピルスナーが人気ですが、ビールの苦味が苦手な人にも人気のヴァイツェンも販売されています。道の駅の中にあるので、ビールだけでなく食事やイベントが楽しめるのも魅力です。

ごくごくと一気に喉へ流し込むのがビールのメジャーな楽しみ方ですが、日本酒のようにゆっくりと味の違いを感じるのもクラフトビールならではの楽しみ方です。スタイルによって味や香りもガラリと変わるので、お気に入りのクラフトビールが見つかるかもしれませんよ。

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写真提供:ペイレスイメージズ