そもそも中央自動車道ってどんなところ?

中央道を旅するのなら、中央道について知っておくことは必須……ではありませんが、知っておいて損はないでしょう。ドライブ中の暇つぶしとしてパートナーにちょっとしたうんちくを披露してもいいですし、旅の途中で知識を実体験できる機会もあるはずです。

中央道はどうやってできたのか

そもそも、中央道は敗戦後の弱った日本を再興させるためにつくられました。便利な交通網をつくることで、衰えてしまった日本の経済力を立て直そうとしたのですね。
中央道をつくろう、という計画の中心となったのは実業家の田中清一です。彼が最初に提案した計画は、日本の中央にある山間を通る高速道路をつくるというもので、現在で言うところの中央道西宮線にあたる地域が対象となっていました。
1957年には法令で中央道が正式に定められ、名神高速道路の工事が始まりました。しかしそこからが問題。中央道を開発するか、経済に与える影響力が大きい東名高速を優先するかで議論が巻き起こり、それぞれを支持する派閥で激しい争いが起こってしまいました。
最終的には中央道と東名高速を並行して開発することになったのですが、同時に開発を続けるのは予算的に難しく、中央道は途中で放棄されてしまうのではないか、と危ぶまれました。
そこで動いたのが参議院議員の青木一男です。彼はヨーロッパのトンネルを参考にして、中央道のコースを、赤石山脈を貫くものから諏訪へと遠回りするものに変更しました。
この変更によって中央道の開発は最後まで続けられることになり、そして現在の形に落ち着いたのです。

中央道の特徴

前述の通り、中央道は長い歴史を持つ高速道路です。そのため最近になって開発された道路とは設計思想が大分異なっており、やや変則的なコースをとっています。
他の高速道路と比べるとカーブや急勾配が多く、東京付近を除いた区間では最高速度が80kmに定められています。他よりもややゆっくりと走る必要がある点で注意が必要ですね。
また、他の高速道路は6車線がほとんどですが、中央道は4車線です。これは中央道の交通量がもう少し少ないと見積もったためで、リゾート地や首都圏付近で頻繁に渋滞が起きています。
この渋滞については現在、上野原ICから大月IC間を6車線にするなどの対策がとられており、これから少しずつ改善されていくものと思われます。

特に注意が必要な区間

小淵沢ICから伊那ICは冬場になると雪で通行止めとなることがあり、その間は国道を利用することとなります。またICから国道へ向かうコースは、下り勾配となっている上に雪が降りやすく、スリップ事故の多発区域となっています。タイヤチェーンなどの雪道対策を講じておきましょう。
また首都高速接続部から高井戸IC間は急カーブがあり、見通しもあまりよくありません。さらに渋滞が起こりやすいことも加わって、追突事故がしばしば発生しています。視界に気を配りつつ速度を慎重に調整しなければなりません。
小仏トンネル、笹子トンネル、恵那山トンネルなどは急勾配がかなり連続しており、道路状況に気をつけすぎてスピードを落とすことからも渋滞が発生しやすくなっています。さらに恵那山トンネルと笹子トンネルは夏場に天気が変わりやすいスポットでもあるので、夏に訪れる場合は天候にも注意しましょう。

Copyright© のんびりエッチな中央道の旅o All Rights Reserved.

写真提供:ペイレスイメージズ